...おまえはさもしい男だなあ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...さもしいお米の価(ね)を気にするようなことを言うんだろう...
泉鏡花 「婦系図」
...さもしい連中ばかりでした...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...そのカルタは子供心に金の札のように見えたこと、そのカルタを初めて取った時の灯火の明るかったこと、その年玉をくれた若い叔母(おば)もその一座にあったこと、その時姉の貰ったお年玉は大きな手毬(てまり)であったこと、その手毬が縁に転がって行った時に拭(ふ)き込んである縁にその大きな丸い影法師の映ったこと、さてこのごろは貰うお年玉にもやるお年玉にも他の意味がつきまとって子供の時のような純粋な楽しい心持のないこと、ことに去年お年玉と言って何某(なにがし)のくれたものをつきかえした時の自分の心持、先方の態度、それらを回想してみるとおかしいような、さもしいような、腹立たしいようないろんな感情がこんがらがって起ってくること……そんなふうに年玉についてのさまざまな出来事なり感興なりをいろいろと思い出してみているうちに、ぼつぼつと俳句ができないこともないのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...さもしい夫婦喧嘩(げんか)...
太宰治 「恥」
...まるで此奴(こいつ)は犬みたようにさもしい男だ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...こう云う風であるから真面目に熱心に斯道(しどう)の研究をしようと云う考えはなく少しく名が出れば肖像でも画いて黄白(こうはく)を貪(むさぼ)ろうと云うさもしい奴ばかりで...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...さもしいものだ...
豊島与志雄 「囚われ人」
...さもしい道庵ではないはずだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...さもしい料簡(りょうけん)になったものかと...
夏目漱石 「坑夫」
...そんなさもしい八さんじゃねえ」「いい心掛けだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるでさもしい盗人のようで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...相手を子供とみくびっているようでさもしいとも云える...
山本周五郎 「青べか物語」
...さもしい武将ではある)という見方から今にも頼政が恩爵(おんしゃく)にあずかるであろうと...
吉川英治 「源頼朝」
...さもしい眼で偸(ぬす)み見ている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...黄金十まいしなの奈良井宿 大蔵「お坊さん」「はい」「さもしいことをいうようだが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...真からさもしいことになろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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