...娘が涙ををさめて...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...そしてその中の一人はわざと船じゅうに聞こえ渡るようなくさめをした...
有島武郎 「或る女」
...「君茶がさめるからやってくれ給え...
伊藤左千夫 「浜菊」
...よいもさめるはずであった...
海野十三 「恐竜島」
...その中におさめてある二千数百年まえの...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...色のさめた古い衣裳の仕立方(したてかた)と...
永井荷風 「虫干」
...ほとぼりもさめかけた頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを衣嚢におさめ...
久生十蘭 「魔都」
...朝飯(あさめし)を済せて伯父さんの先生の出勤を見送って了うと...
二葉亭四迷 「平凡」
...コスモも夢からさめたように驚いた...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...部屋の中におさめられているあいだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...目がさめたらすこしずつ読んで...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...やっと夢からさめたような眼付きで...
室生犀星 「ゆめの話」
...或いは優しい言葉でこれをなぐさめ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...急速に酔いがさめて行くのがわかった...
山川方夫 「お守り」
...お心おきなく」と、風呂場には、新しい衣服をそなえさせ、夜には、食膳を共にするなど、何くれとなく、その牢愁(ろうしゅう)を、なぐさめた...
吉川英治 「私本太平記」
...白鮫巻(しらさめまき)の短い刀(の)を差し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...笠女郎)吾妹子(わぎもこ)が赤裳のすそのひづちなむ((そめひぢむ))今日のこさめに吾共(われさえ)ぬれな((ぬな))(巻七...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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