...ソロモンの使者の駱駝(らくだ)はエルサレムを囲んだ丘陵や沙漠(さばく)を一度もシバの国へ向ったことはなかった...
芥川龍之介 「三つのなぜ」
...×基督(キリスト)は「汝等互にさばくなかれ」といった...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...砂漠(さばく)の手前にある岩塩平原の一つで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...沙漠(さばく)は歓(よろこ)びて番紅(さふらん)のごとくに咲(はなさ)かん...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...勤王佐幕(きんわうさばく)の喧(やかま)しい争闘の時には昼夜兼行(ちうやけんかう)で浜町の上屋敷に上訴に出かけて行つたこともあつた...
田山花袋 「朝」
...夜ひとりボートデッキへ上がって見たら上弦の月が赤く天心にかかって砂漠(さばく)のながめは夢のようであった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...火口原の砂漠(さばく)に矮草(わいそう)の標本を収めることも可能である...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...日本人の精神生活単調で荒涼な砂漠(さばく)の国には一神教が生まれると言った人があった...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...砂漠(さばく)の諧調(かいちょう)が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もはや沙漠(さばく)にすぎなくなる時期が来ます...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大きく息(いき)をしながら顔の上に乱れかかる洗髪をさもじれったそうに後へとさばく様子...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ゴビの沙漠(さばく)の中で...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...伏見(ふしみ)の敗余(はいよ)江戸に帰るもさらに佐幕(さばく)の諸藩に令して再挙(さいきょ)を謀(はか)り...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...遠き沙漠(さばく)の旅路に清き泉を得たらんが如く...
福田英子 「妾の半生涯」
...さばくはボルドーの町の門からピレネーの連山(れんざん)まで続(つづ)いていて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...今度は砂漠(さばく)に就いて考へた...
三島霜川 「平民の娘」
...須利耶さまは沙漠(さばく)の向(むこ)うから昇(のぼ)って来た大きな青い星を眺(なが)めながらお答えなされます...
宮沢賢治 「雁の童子」
...涯(はて)しない沙原(さばく)で囲まれていて...
夢野久作 「白髪小僧」
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