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芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...如何(いかん)ぞさばかりむくつけき夫のみ守れる...
芥川龍之介 「るしへる」
...膝頭(ひざがしら)のあたりから軽く自然に裾をさばいて...
海野十三 「白蛇の死」
...ばさばさしたような目に潤いがなかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...よく捌(さば)いてくれた...
徳田秋声 「縮図」
...ふるい鯖(さば)や鮪に酔(よ)うたのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...のさばるのはまあよいが...
豊島与志雄 「囚われ人」
...朝霧さんがいちばん短い」「夕陽さんがいちばん長い」当座の運命の神様の手に捌(さば)かれた十二本の長短の順位は...
中里介山 「大菩薩峠」
...大抵のことを捌(さば)いております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...邦子への気持ちは案外さばさばしたもので...
林芙美子 「浮雲」
...神がその裁(さば)きに惠みを加へ給うたことを認めたのであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...かく申さば、讒謗(ざんぼう)罵詈(ばり)礼を知らぬしれ者と思ふ人もあるべけれど、実際なれば致方(いたしかた)無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...スルスルと見事な足さばきで上ってしまうと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...宿貸さば一夜は寝なんおほかたの花に移らぬ心なりとも薫が言ったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...申さば断末魔の老先生が御門弟の謡の間違いを聞きわけられる...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...沙漠(さばく)のなかの青ざめし月のごとくに...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...――それがはしなく、こんどの事件で、こう一堂にお揃いでご加盟を願えることになったのも、申さば、天のおはからいといえるものかもしれません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...有態(ありてい)に名を明かさば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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