...× × × ×さなきだに不思議(ふしぎ)な妖精界(ようせいかい)の探検(たんけん)に...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...さなきだに傲れる彼に一層の驕慢...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さなきだに罪人は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さなきだに犯罪(はんざい)や自殺多き夏の季節に...
新渡戸稲造 「自警録」
...さなきだに因習的な莫迦らしい制度や...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...……さなきだに、とかくの世評のある折柄、御三家の奥女中が芝居見物の帰途、十三人もそろって駈落ちしたなどと取沙汰されるようなことにでもなれば、徳川家(おかみ)御一門の威信にかかわるゆゆしい問題...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...唐人川尻の汲棄場は、恰も、塵芥取り部落の外れであって、さなきだに、各種の紛擾(ふんじょう)の絶え間のない両者の間に、また一つの紛擾の種を蒔(ま)いたようなものであったが、外に適当な場所もなく、浄化装置の市立汲棄場が間もなく出来ることになって居り、それまでということで、現在もなお、そのままになっているのであった...
火野葦平 「糞尿譚」
...さなきだに時間の無いところなのであはてる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...さなきだに時として烈しい雪や雨やまたは旱(ひでり)などが続いて...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...さなきだに粂八ひとり図抜けていたのが...
山本笑月 「明治世相百話」
...さなきだに東京の人間は...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...さなきだに悪政下にある世相人心へ拍車をかけて...
吉川英治 「大岡越前」
...我々臣下よりも切におねがい申し奉りまする」さなきだに玄徳としては...
吉川英治 「三国志」
...さなきだに、この辺は、赤城颪(あかぎおろ)しの蕭殺(しょうさつ)たる風土と人心を、あるがままにしている坂東(ばんどう)平野の広茫(こうぼう)なのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...さなきだに息づまっている義元や幕将たちの眼や鼻をついて来るのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...……さなきだに、高家の専横と、高御曹司の非行などは、口には出さねど、開封(かいほう)の都民はみな見て知っておりますからな」「では、林冲の処刑は、どう裁いたらいいと申すのか」「とにかく、死刑はいけません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さなきだに近ごろ健康のすぐれない法然に胸を傷(いた)ましめまいという師弟の思いやりからであった...
吉川英治 「親鸞」
...さなきだに、旅はさびしいもの、故なく旅人をとがめるな」老公は、馬を降りた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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