例文・使い方一覧でみる「さと」の意味

...志すところの高さと... 志すところの高さとの読み方
阿部次郎「帰来」

...政治的生活を送るに適しないということを覚（さと）って... 政治的生活を送るに適しないということを覚っての読み方
伊波普猷「「古琉球」自序」

...がさがさという音がしています... がさがさという音がしていますの読み方
江戸川乱歩「サーカスの怪人」

...村松おけさと言ふのを聞きましたが... 村松おけさと言ふのを聞きましたがの読み方
江南文三「相川おけさ」

...不真面目さといふは愚か... 不真面目さといふは愚かの読み方
武田麟太郎「落語家たち」

...そう言って私のところの窓からさっさと降りてゆきました... そう言って私のところの窓からさっさと降りてゆきましたの読み方
太宰治「たずねびと」

...それに相州行光（そうしゅうゆきみつ）作の太刀を佩（は）いた権兵衛政利（まさとし）が... それに相州行光作の太刀を佩いた権兵衛政利がの読み方
田中貢太郎「海神に祈る」

...彼の議論とそれを支持する熱烈さとが... 彼の議論とそれを支持する熱烈さとがの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...次第に広さと深さとを増してゆく... 次第に広さと深さとを増してゆくの読み方
豊島与志雄「野に声なし」

...手段の利（き）かないことを七兵衛もさとり... 手段の利かないことを七兵衛もさとりの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...里（さと）でも何でもありゃしないよ」「そうか」小林はまた同じ言葉を繰り返した... 里でも何でもありゃしないよ」「そうか」小林はまた同じ言葉を繰り返したの読み方
夏目漱石「明暗」

...いずくにかわがふるさとはなきものか葡萄（ぶどう）の棚下に寄りそいて寄りそいて一房の青き実をはみ君と語ろう　ひねもすひねもす……... いずくにかわがふるさとはなきものか葡萄の棚下に寄りそいて寄りそいて一房の青き実をはみ君と語ろう　ひねもすひねもす……の読み方
林芙美子「新版　放浪記」

...殊に精神的な存在の全体の広さと深みとの上に拡がつてをる... 殊に精神的な存在の全体の広さと深みとの上に拡がつてをるの読み方
三木清「消息一通」

...女の一生とか孤独とか人の情のうすさとか私の気むずかしさとかそんな思いに一生を閉じるでしょう...
宮本百合子「獄中への手紙」

...淑やかさや美しさと同様あるいはそれ以上に... 淑やかさや美しさと同様あるいはそれ以上にの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...その呻き声の異様さとぶきみさに... その呻き声の異様さとぶきみさにの読み方
山本周五郎「青べか物語」

...うわさが生んだ大げさというものです... うわさが生んだ大げさというものですの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...さっさと追ん出しちまおう』と... さっさと追ん出しちまおう』との読み方
神西清訳「ムツェンスク郡のマクベス夫人」

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