...私は何はさておいても服しなければならないと云ふやうな信念を少しも所謂道徳に対して抱くことが出来ないのです...
伊藤野枝 「従妹に」
...なにはさておいても言葉の定義を造ることに骨を折るのであろう...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...その絶えまをみたすために雌鶏がクワックワッと呼ぶところを想像して見たまえ! 人間がこの鳥を家畜のうちに加えたことは不思議はない――卵だのドラムスティック〔鶏の脚の下部〕はさておいても...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それらの渡り歩きの是非はさておいて...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...冗談はさておいて...
寺田寅彦 「池」
...ちがうとかいう事はさておいて...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...それはさておいて...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...古いことはさておいて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それはさておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし未来の僕はさておいて...
夏目漱石 「行人」
...理窟(りくつ)はさておいて...
夏目漱石 「創作家の態度」
...足袋屋はさておいて食物屋(たべものや)の方でもチャンとした専門家があります...
夏目漱石 「道楽と職業」
...それはさておいて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ほかの事は先ずさておいて...
三好十郎 「好日」
...今度ばかりは金儲けの事はさておいて...
三好十郎 「鈴が通る」
...そんな事はさておいて...
吉川英治 「江戸三国志」
...逃げる敵もさておいて...
吉川英治 「三国志」
...そういう過去はさておいて...
吉川英治 「親鸞」
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