...雨夜(あまよ)の品定(しなさだめ)に現われた女らしい論理が...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...貝谷がとうとう狙いをさだめて撃ったのである...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...ピッタリと怪盗の胸にねらいがさだめられたではありませんか...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...さだめし失笑なされたことであろう...
太宰治 「困惑の弁」
...家人、さだめし、御勉強のことであらうと緊張した...
太宰治 「人物に就いて」
...大晦日を當てに大呑みの場處もさだめぬ...
樋口一葉 「大つごもり」
...人間のさだめない宿命の汚(けが)れをおいとい下さいませぬよう...
室生犀星 「津の国人」
...ガチョウがどうなったかを見さだめる絶好(ぜっこう)の機会(きかい)です...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...參籠修業の期間を七日とさだめ...
吉川英治 「折々の記」
...この御遠忌の催しには、前例もあるから、さだめし數萬、或ひは十數萬もの人々が、京都へ詣るであらう...
吉川英治 「折々の記」
...埋葬の地をさだめて...
吉川英治 「三国志」
...中納言具行(ともゆき)の一夜の牢居(ろうきょ)とさだめてから...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏もまだそこへ床几(しょうぎ)をさだめたばかりの混雑最中(さなか)に...
吉川英治 「私本太平記」
...さだめしお驚きとぞんじますが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さだめし飢(う)えていたであろうと思われる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...固い掟(おきて)とさだめてある...
吉川英治 「新書太閤記」
...空を見さだめて、非番の者たちは、夕虹の下を帰って行ったが、平四郎は、宿直(とのい)部屋の同僚と話しているうちに、将棋(しょうぎ)が初まったので、つい燈火(ともしび)を見てしまった...
吉川英治 「夏虫行燈」
...さだめし義朝が先になって...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索