...ねらいをさだめた...
海野十三 「火星兵団」
...さだめし、すばらしい名案でしょうな」小男は両手をこすり合わせて、舌なめずりをした...
江戸川乱歩 「影男」
...ピストルのねらいをさだめているのです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
......
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...あの人はさだめしこれからもけっして年をとらないことでしょう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...定而(さだめて)不二は大きからうと奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さだめしお心もとないことでしょう...
吉川英治 「上杉謙信」
...春だなあ、金吾」「早いもので、もう二十日余り、よく御根気がつづきました」「根岸に残しておいた月江や次郎、そして釘勘(くぎかん)なども、さだめし、どうした事かと消息を案じておろうな」「釘勘へは、先日、黒鍬の剛兵衛殿に手紙を頼んで、近況を知らせておきました故、まず、御無事の点だけは、安心いたしているだろうと存じます...
吉川英治 「江戸三国志」
...さだめし、越前が、御仁慈によろこび、君恩に泣きぬれて、御自身の前に来るであろうに――と、その姿をお待ちかねなのです...
吉川英治 「大岡越前」
...ようやく都をさだめたと思えば...
吉川英治 「三国志」
...さだめし、遺書をやりたいお心のうちの方々もおありでしょう...
吉川英治 「私本太平記」
...さだめし地下でよろこんでおりましょう」と...
吉川英治 「私本太平記」
...さだめしおつらかろうとお察(さっ)し申すが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さだめし、よこした将士は粒よりの精兵(せいへい)だろう」と、敢えて咎(とが)めなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...さだめしご退屈でございましょう」宿の召使である...
吉川英治 「新書太閤記」
...一人で、六条まで帰れるはずはないし、さだめし、どこかで泣いて、自分の姿をさがしているにちがいない――「おうっ――いッ」介は、両手を唇のはたに当てて、全身の声で呼んでみた...
吉川英治 「親鸞」
...清盛は、二男基盛をさし出して、まず宣旨にこたえ、義母の池ノ禅尼の意見、四囲の実状、一族の和など、見さだめて後、義朝よりおくれて、内裏方へ参陣...
吉川英治 「随筆 新平家」
...……さだめしこの世に心残りなことだったろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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