...ハトのゆくてを見さだめることはできません...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...実際毒がひどいならさだめし人民はこれまでに竹槍...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...落葉する樹もありて・バスト(マヽ)汽車と寒い灯が灯が走りくる・ふけて戻ればたどんがひそかに燃えてゐた湯田一句追加・山山もみづりそのなかよい湯のわくところ・しぐれてはそこらで山羊のなく変電所十一月八日晴曇さだめなくしぐれる...
種田山頭火 「其中日記」
...行先さだめず歩みつづけて...
永井荷風 「西瓜」
......
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...病院の玄関を待機所にさだめられている担架隊の医専一年生たちが...
永井隆 「長崎の鐘」
...さだめて拙者をよくは思うまい」「まだ子供でござんすものを」「怖(おそ)れるというではないが……いささか心がかりになる...
中里介山 「大菩薩峠」
...さだめて有難く思うことでございましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...さだめて綺麗(きれい)なお寺小姓か...
中里介山 「大菩薩峠」
...我々生きもののさだめだ...
中島敦 「山月記」
...都下へはさだめて似づらのよきが参可申と存さし上不申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...地形を見さだめて...
吉川英治 「三国志」
...と、見さだめて、「たれだ、床下に潜む者は」俊基は、廊の欄(らん)の際(きわ)まで身を辷(すべ)り出して行った...
吉川英治 「私本太平記」
...さだめしホッとなされたでござりましょうが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...よくよくその影(かげ)を見さだめていると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...このお城を墓とさだめて嫁(か)したものをと――...
吉川英治 「新書太閤記」
...さだめし、世評もお耳に入っているであろうに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お館なども焼かれておしまいになったとか」「さだめし...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索