...きさまを殺(ころ)してやる!差出人(さしだしにん)の名は書いてないが...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...もんだいの缶詰をさしだした...
海野十三 「火薬船」
...もう一つをさしだした...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...乙吉の方にさしだした...
海野十三 「赤外線男」
...武士はその供書(きょうしょ)を道人の前にさしだした...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...「アクーリナ」もまた震える手先をさしだして...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...黙つて茶碗をさしだして帰つてくる...
中勘助 「銀の匙」
...かわってもった手燭をさしだして足もとを照しながらかたみに繁みのなかへ溶けてゆく白い踵(きびす)の跡をふんでゆけば...
中勘助 「小品四つ」
...」と良寛さんはいつてさしだした...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...また菫をさしだした...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...このような遠慮のない上書をさしだしたのである...
蜷川新 「天皇」
...手に持っているものをリスのほうにさしだしました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...壕つくりの場所よりみいだされました」靱負之助は笄をさしだしながら...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そうして、おみやの話しが終っても、そのまましばらくじっとしていたが、やがて「原田甲斐」と口の中で呟き、静かに眼をあけて、盃をさしだした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...手紙をさしだした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...腰にさげていた青竹の水筒(すいとう)を解いて、「お水を」と、さしだした...
吉川英治 「私本太平記」
...帰降の誓文(せいもん)をさしだした...
吉川英治 「私本太平記」
...紙包みをさしだして言うには...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??