...いろいろお指図(さしず)を受(う)けたなどと申(もう)しますと...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...人夫(にんぷ)のさしずをしていた...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...帽子やくつもですよ」そうさしずをしておいて...
江戸川乱歩 「影男」
...さしずめこれからの身のふり方に困(こう)じ果てた...
江戸川乱歩 「接吻」
...しかし積極的にさしずをするだけの知識はないからそのままに任せておいた...
寺田寅彦 「病室の花」
...監視人たちの指図(さしず)を求めているような格好になった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ビートリスに扉を閉めるように指図(さしず)した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...居心地のよさを完全にするためのさしずを二三あたえてから...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...夫人の法事についても順序立てて人へお命じになることは悲しみに疲れておできにならない院に代わって大将がすべて指図(さしず)をしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...平生よりも心を配って客の座の設けなどについて大姫君は女房らへ指図(さしず)を下していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...信玄のさしずじゃ...
吉川英治 「上杉謙信」
...かかることもあろうかと玄徳のさしずで追いかけてきた関羽が...
吉川英治 「三国志」
...幕府のさしずです...
吉川英治 「私本太平記」
...細かなさしずはしなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...その指図書(さしずがき)をば...
吉川英治 「新書太閤記」
...「御主君のおさしずなのじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...老公のおさしずもまたず...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...さしずめ、中山道(なかせんどう)を避(よ)けて、伊那から甲州へ出るように歩け」「それやあ、えらい山路で、姥神(うばがみ)から権兵衛峠を越えねばなりませぬで」「越えればいいじゃねえか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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