...人間の疫癘(えきれい)と做(な)さざるを得んや...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...自ら耕さざる地面を領有するのは...
石川三四郎 「土民生活」
...支那国民を屠り尽さざる中に...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...「鉱毒は人を殺し当局大臣はその請願者に面会を許さざる儀につき質問す...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...汝等自身の五感を窮極まで考へ盡さざるべからず...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...僕これを得記さざるも貴兄これを用い給わばこれもめでたき事なり...
高浜虚子 「子規居士と余」
...探さざるをえない至宝である...
種田山頭火 「夜長ノート」
...わが邦の将来はいかになさざるべからざるか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...水夫五五万人を増さざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...英国の下議院においてはかのブラッドローが誓いを諾せざるをもって議院に入ることを許さざるがごとき児戯に類することありと...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...思慮ある實業家の爲さざる所なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ここでしばらく多少の考慮を費やさざるを得ない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...紅絵中には漆を施すものと施さざるものあるが故にこれを区別し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...なんじらの義を為さざるよう慎め...
永井隆 「この子を残して」
...此の如き事は理の許さざる所...
西周 「情智關係論」
...ただに益をなさざるのみならずかえって害を致すこと多し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その句につきて一々動く動かぬを検するは学生諸子の多く為さざる所なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...必ず必ず他へもれ申さざるように相心得申すべく候...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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