例文・使い方一覧でみる「さざめく」の意味
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伊東静雄 「詩集夏花」
...大袈裟に肩をゆすぶつて笑ひさざめくその放縦さ...
薄田泣菫 「独楽園」
...またひとしきり笑いさざめくのである...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...また彼女が歌いさざめくのに耳を傾けて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...他愛なく笑ひさざめく男達の前で裸踊する痩せこけた女の顏...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...さざめく小川のように傍らの天水桶へ流れ落ちている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...賑やかに笑ひさざめく夜にだけしか思ひつくことのできない諧謔（じようだん）や駄洒落を...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...おろかしくさざめく世人らは何とかおもわむ――かれらは永劫（とわ）の雷鳴（なるかみ）のもとに砂の如くくだかるる小さき騒音をもて叫ぶ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...夜をひと夜笑いさざめく声とともに（断っておくが...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...生徒たちが笑いさざめく声...
三好十郎 「樹氷」
...あはは」と一同が笑いさざめく声……）壮六 （足音をさせて近づいて来る）どうした金吾？金吾 おう壮六……壮六 春子さまの方から...
三好十郎 「樹氷」
...人々の笑いさざめく声...
三好十郎 「樹氷」
...内には笑ひさざめく声聞ゆるをり...
森鴎外 「うたかたの記」
...少女（おとめ）らの笑ひさざめく声...
森鴎外 「文づかひ」
...物作りの樹の周囲に笑いさざめくの他はなかった...
柳田国男 「雪国の春」
...煙の立ち昇る篠屋（しのや）からは木を打つ音やさざめく人声が聞えて来た...
横光利一 「日輪」
...さざめくような迅速な時の割れ目から...
横光利一 「旅愁」
...女房たちの笑いさざめく声が...
吉川英治 「親鸞」
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