例文・使い方一覧でみる「さざめく」の意味
スポンサーリンク...大袈裟に肩をゆすぶつて笑ひさざめくその放縦さ... 
薄田泣菫 「独楽園」
...またひとしきり笑いさざめくのである...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...他愛なく笑ひさざめく男達の前で裸踊する痩せこけた女の顏...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...人々の笑いさざめく声に紛れてしまいます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さざめく小川のように傍らの天水桶へ流れ落ちている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...笑ひさざめく噴水だつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...おろかしくさざめく世人らは何とかおもわむ――かれらは永劫（とわ）の雷鳴（なるかみ）のもとに砂の如くくだかるる小さき騒音をもて叫ぶ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...若い女たちが嬉々と笑いさざめく時...
正岡容 「寄席行燈」
...少女（おとめ）らの笑ひさざめく声...
森鴎外 「文づかひ」
...少女らの笑いさざめく声...
森鴎外 「文づかい」
...物作りの樹の周囲に笑いさざめくの他はなかった...
柳田国男 「雪国の春」
...笑いさざめく無数の人びとの中で...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...兵士たちのさざめく声は...
横光利一 「日輪」
...煙の立ち昇る篠屋（しのや）からは木を打つ音やさざめく人声が聞えて来た...
横光利一 「日輪」
...兵士たちの広場でさざめく声が一層賑（にぎ）わしくなってくると...
横光利一 「日輪」
...さざめく水のようにひらひら黒髪の中で揺れていた...
横光利一 「旅愁」
...さざめくような迅速な時の割れ目から...
横光利一 「旅愁」
...君と人人（ひとびと）とのみ笑ひさざめく...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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