...ささやかな工場を持つ鍛冶屋(かじや)の大将こと金谷鉄造は...
海野十三 「空襲警報」
...ささやかな恋をしました...
太宰治 「兄たち」
...障子の外にはささやかな庭があって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「実にささやかな室内遊戯――三枚伏せて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...別のささやかな論文を書こうと考えてまして...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...ささやかな琶音(アルペジオ)や半音階を奏した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ささやかな音をたてていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして内々のささやかなものとして催された宴ではありましたけれど...
豊島与志雄 「立札」
...なるほど財的保障はあるかなきかにささやかである...
中井正一 「図書館法の成立」
...その一条(すじ)をとりてわれかつて笛吹きし時たけたかく伸びし野の草はおろかや牧場は端(はて)より端にいたるまであるいはしなやかなる柳の木ささやかなる音して流るる小川さへ皆一時(とき)に応(こた)へてふるへをののぎぬ...
永井荷風 「向嶋」
...このささやかな合図で忽(たちま)ち手応えのあるところを以てして見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...修道院の傍にささやかな附屬會堂があつた...
「修道院の秋」
...どんなにささやかなことでも...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ささやかな玉垣の下...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ささやかな離屋にしては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...霧のしっとりした草深い小道の両側にはサヤサヤとささやかな葉ずれの絶えずする玉蜀黍がズーッと一列に並んで...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...女はまた奇怪なことがささやかれると思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...きわめてささやかな安楽のために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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