...そのささやかなる経験からいっても...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...ささやかなトラブルの思い出として残るだけのことだ...
太宰治 「女の決闘」
...ささやかな思い出に一滴の涙が眼がしらに浮ぶときにも...
太宰治 「虚構の春」
...このささやかな問題もいくらか進むというもの...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...ささやかな酒宴がはじまった...
豊島与志雄 「早春」
...ささやかな豆や薬草や南瓜(かぼちゃ)の畑をつくっていました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...仰ぐ空には星が粉(こ)のごとくささやかな力を集めて...
夏目漱石 「行人」
...ささやかな晩酌をたのしむためにも描いて描いて...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私にささやかな喜びを与えることを決意する気持ちはなくなってゆくだろう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ささやかな幸福が訪れてくれるらしいというようなことをいった...
久生十蘭 「春雪」
...こんなささやかなプレゼントに対して...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...ささやかな夕食をモーニントンで行い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...くるめく 井戸の小車天をうつす 底ひの 水滾々(こんこん)と湧き満ち ささやかになりわれを待つ...
宮本百合子 「五月の空」
...守屋さんは孤独な夢想者で、ささやかな工人にすぎないけれども、終生の夢を守りつづけ、育てつづける点で、彼自身また神さまの仕事机にしつかりと噛みついた、勇敢な、ささやかな、一個の万力であるかも知れない...
三好達治 「オルゴール」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...姫君は源氏に恋をささやかれた時から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おれはいつぞやそれと其女(そなた)からささやかれた時も...
吉川英治 「御鷹」
...「ここがお室(へや)でござる」宗清にささやかれても...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索