...意外な美しささえ見る事がある...
芥川龍之介 「上海游記」
...両手でささえたのです...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...この高僧の生活をささえてくれた...
小泉八雲 田部隆次訳 「常識」
...ちょうど夫婦が両方から水盤の縁(ふち)をささえて...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...貴族の地位と勢力とをささえてゆくためにも...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...この誠実ささえ疑おうとするものも少なくなかったが...
戸坂潤 「読書法」
...彼が落ちないようにその頭をささえてやった……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...十五分間ばかりささえたが皆戦死を遂げた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どうして浮き出してきたかだれにもわからないあるわずかな年収入で生活をささえていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...籠(かご)をささえるのは中の鳥のみである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「私をささえてくれたものは韻律である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...回帰をささえる道が...
中井正一 「脱出と回帰」
...台から上向きに物体をささえる力が...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...敬太郎はそのうちに処女の無邪気ささえ認めた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...給仕にちょっと躯(からだ)をささえられながら階段を登って...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...かれはそんなふうにして自分をささえ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...膝の関節がささえきれずにその体を先に崩(くず)してしまっている...
吉川英治 「私本太平記」
...法印は、抱きささえて、「賊を追ってゆくおつもりですか...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索