...大隅君は、もう、いいとしだし、頭髪もそろそろ薄くなっているし、てれくさくって、どうしていいかわからない気持なんだろう...
太宰治 「佳日」
...言葉は、感覚から千里もおくれているような気がして、のろくさくって、たまりません...
太宰治 「風の便り」
...てれくさくって思わず顔をそむけたいくらい...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ほんとにお小さくって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...でもあたしは気が小さくって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...いかにも小うるさくって生意気千万だけれども...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...どこもここも、男くさくって、穢ならしいのです...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...俺には面倒くさくって...
豊島与志雄 「女と帽子」
...世間の口がうるさくっていけねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...極(きわ)めて小さくって...
夏目漱石 「坑夫」
...うるさくって仕様がないから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...肺臓(はいぞう)が小さくって...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...第一世間がこんなにうるさくっちゃやりきれない...
三浦環 「お蝶夫人」
...しかしカステラ鍋では小さくって沢山の料理に応用する事が出来ませんけれどもテンピならどんな西洋料理でも出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...あれだきゃあうるさくってかなあねえだよ」私は空が白みだしてから...
山本周五郎 「青べか物語」
...うるさくってしょうがねえんだが...
山本周五郎 「季節のない街」
...うるさくって迷惑なのだが...
山本周五郎 「さぶ」
...うるさくって眠れない...
山本周五郎 「橋の下」
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