...鳥の羽がさがりて顔もほとんど見えないばかりであった...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...足にぶらさがりました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...晝さがり草の香(か)高く松脂(まつやに)のにほひもまじる地の胸の乳房(ちぶさ)のかをり蘇門答剌(そもたら)の香(かう)も及ばじ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...ゆくてに立ちふさがりました...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...あいた口がふさがりません...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...午(ひる)さがり...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...此(これ)さうだことしてお内儀(かみ)さん處(とこ)へも小作(こさく)の借(さがり)も持(も)つて來(き)ねえで濟(す)まねえんですが...
長塚節 「土」
...大きくないけれど形のよい吊鐘がさがりました...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...脂(やに)さがりの哺(くは)へ煙管(ぎせる)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...空高く起重機で吊りさがりたいような疲れを感じる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...四つに裂けてビロビロとさがり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...明るい午(ひる)さがりの街中を...
北條民雄 「癩者」
...はや下(ななつさがり)だろう...
山田美妙 「武蔵野」
...もはやかれらは黙ってひきさがりはしないのだ...
山本周五郎 「新潮記」
...岩をめぐって段さがりに左へくだり...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...屋根廂(やねびさし)からななめさがりに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...意外な長座を」座をさがりかけると...
吉川英治 「新書太閤記」
...東渓村へ入ったのは翌々日の午(ひる)さがり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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