...さかしいとはいっても子どもというものはしようのないものと...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...おまえを誘惑したさかしい精霊を喜ばしたに違いない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さかしい知者*の立場になることは出来ない...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...機を見るにさかしい者たちは...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...さかしい生活にみちていながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...さかしいとか賢いとかいう古い時代の日本語には...
柳田国男 「山の人生」
...また生得(しょうとく)さかしい彼女はその一つ一つにすぐれた才分をあらわして...
山本周五郎 「日本婦道記」
...行方も知れねば安否も知れぬ」「さかしい振りをするようでございますが...
吉川英治 「江戸三国志」
...さかしい批評などはいひ難いが...
吉川英治 「折々の記」
...とかくこの鎌倉では「名もない土豪の小さかしい野心沙汰」と見て...
吉川英治 「私本太平記」
...(小さかしい女童(めわらべ)め...
吉川英治 「新書太閤記」
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