...明治の文人の筆蹟では正岡子規(まさおかしき)のと夏目漱石のと紅葉のが一番高く売買される...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...よくはれたまっさおな空に...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...まっさおな顔になって...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...馬は竿立(さおだ)ちになるを...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...生白(なまっちろ)い優男(やさおとこ)ではありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...色は真蒼(まっさお)で...
夏目漱石 「坑夫」
...棹(さお)のようなものを持ったり...
夏目漱石 「野分」
...沙翁(さおう)の言(げん)に...
新渡戸稲造 「自警録」
...おさおさ女子古来の陋習(ろうしゅう)を破らん事を務めしに...
福田英子 「妾の半生涯」
...真蒼(まッさお)に成ッた……暫らくの間は言葉はなくて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...十二年前英国のアリソン博士が世界中の※(からさお)を研究して『※およびその種類』を著わし...
南方熊楠 「十二支考」
...」一郎はまっ青(さお)になって叫びました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...額(ひたい)もかっと痛(いた)いようなまっ青(さお)なそらをあてなく流(なが)れていくのが見えました...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...けさおきて、下へ行ったら、例の茶箪笥(ちゃだんす)の上に、桜の花の枝がさしてあったので、おやまあ、どうしたの、と云ったら、往来でどっかのお爺さんが太い枝をおろしていたのの、あまりを貰って来たのだそうでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今運び出されているのは旧坑口に近い保存炭柱(はしら)の仕事場(キリハ)に掛っていた勇夫(いさお)という...
夢野久作 「斜坑」
...すがめの男が幾度となく相手関(かま)わず飛び出して忽ち誰にも棹(さお)のように倒されながら...
横光利一 「南北」
...木戸口に立っている幟旗(のぼりばた)の竿(さお)の下に曝(さら)し物としてすぐ縛(くく)しつけられてしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...爺やとは老用人の笹尾(ささお)喜内で...
吉川英治 「柳生月影抄」
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