...まっさおな水をすかして...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...つまの蓼(たで)を真青(まっさお)に噛(か)んで立ったのがその画伯であった...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...僕が棹(さお)を取り妻が舵(かじ)を取るという小さな舟で世渡りをするのだ...
伊藤左千夫 「去年」
...明治の文人の筆蹟では正岡子規(まさおかしき)のと夏目漱石のと紅葉のが一番高く売買される...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...まっさおになっていすから立ちあがりあとずさりした...
海野十三 「金属人間」
...顔の色を真蒼(まっさお)にしてしまった...
海野十三 「電気看板の神経」
...まっさおになって...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...まっさおな顔になっていました...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...もう真蒼(まっさお)になって息が絶えている模様でしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...真蒼(まっさお)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...いやさお内儀さん方も...
久生十蘭 「魔都」
...(さお)で岸を一押し押すと...
森鴎外 「山椒大夫」
...旗の竿(さお)を幡桙(はたほこ)というのもその一つの例であり...
柳田国男 「母の手毬歌」
...みさおのような女に...
山本周五郎 「季節のない街」
...徳次郎がまっ蒼(さお)な顔をして...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...決戦の用意おさおさ怠りなかった...
吉川英治 「三国志」
...冷たい雫にぬれた棹(さお)のさきだった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...船頭の棹(さお)の届く範囲だけでも何百あるかわからない...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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