例文・使い方一覧でみる「さえない」の意味


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...口にそうとは言わなくともさえない顔色して自然元気がない...   口にそうとは言わなくともさえない顔色して自然元気がないの読み方
伊藤左千夫 「去年」

...ベッドから起上る腰の力さえないんですよ」「ああ...   ベッドから起上る腰の力さえないんですよ」「ああの読み方
海野十三 「海底都市」

...――まず坑内には骨さえないのですから...   ――まず坑内には骨さえないのですからの読み方
大阪圭吉 「坑鬼」

...ファウストを通読した事さえない...   ファウストを通読した事さえないの読み方
太宰治 「正義と微笑」

...ブルジョアでさえないじゃないか...   ブルジョアでさえないじゃないかの読み方
太宰治 「如是我聞」

...いっしょにいてもさえない顔をしていた...   いっしょにいてもさえない顔をしていたの読み方
田中貢太郎 「蓮香」

...数学の形象自身には何等の物理的意味又は論理的意味さえないという数学的形式主義者の主張は無意味ではないが...   数学の形象自身には何等の物理的意味又は論理的意味さえないという数学的形式主義者の主張は無意味ではないがの読み方
戸坂潤 「現代唯物論講話」

...さえない白髪がへんに多いのが目立っていたが...   さえない白髪がへんに多いのが目立っていたがの読み方
豊島与志雄 「椎の木」

...身を置く所さえないくらいです...   身を置く所さえないくらいですの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...しかも人間の温かい血という感じさえない...   しかも人間の温かい血という感じさえないの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...さそくの返事も出る遑(いとま)さえないうちに...   さそくの返事も出る遑さえないうちにの読み方
夏目漱石 「草枕」

...その証拠さえないように思われた...   その証拠さえないように思われたの読み方
牧逸馬 「上海された男」

...猫の子一匹の気配さえない死の部落椹島であったのだ...   猫の子一匹の気配さえない死の部落椹島であったのだの読み方
松濤明 「春の遠山入り」

...その仲間のほしい心持を話す友達さえないということが...   その仲間のほしい心持を話す友達さえないということがの読み方
「赤い貨車」

...自分を恐れて手をもぎはなすほどの力さえない男の気持を...   自分を恐れて手をもぎはなすほどの力さえない男の気持をの読み方
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」

...まだ川洲(かわす)の砂に千鳥の足痕(あしあと)さえない夜明け方に...   まだ川洲の砂に千鳥の足痕さえない夜明け方にの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...なんのご苦労さえないようにみえる...   なんのご苦労さえないようにみえるの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...誰の眼で見ても一粒の玄米さえないと思われた穀倉から...   誰の眼で見ても一粒の玄米さえないと思われた穀倉からの読み方
吉川英治 「日本名婦伝」

「さえない」の書き方・書き順

いろんなフォントで「さえない」

「さえない」の英語の意味


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ふい   発遣   閲覧禁止  

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