...またもやさえぎられてしまった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...物のみごとにさえぎられてしまった...
有島武郎 「或る女」
...要もない猜疑(さいぎ)と不満とにさえぎられて...
有島武郎 「或る女」
...僅か六町さきの麓から屏風のようにそそり立った六百山と霞沢岳のためにさえぎられて...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...家並にさえぎられて...
梅崎春生 「黄色い日日」
...電燈の光にさえぎられて...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...耳もさえぎられているのではあるまいかと思われるほどだった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...その時バードの愛犬が主人に飛びつこう飛びつこうとするのだが人々にさえぎられて近寄れず不平でむやみに駆け回っているがだれも問題にしてくれない...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...こみあげる笑いにさえぎられて物を言うこともできなかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...枝葉の茂みにさえぎられて家が見えなかったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...本寿院さまの愁訴にさえぎられて殺すことだけは思いとまられ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...光線がぜんぜんさえぎられてはいなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...ひっそりと垂れている埃(ほこり)まみれのカアテンにさえぎられて...
堀辰雄 「あいびき」
...巨大な不定期貨物船の横っ腹にさえぎられてしまった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...だから立木だの建物だのにさえぎられて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...羽陽の山河は霧にさえぎられて見えず...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...濃霧のために水路の視野もさえぎられて...
吉川英治 「三国志」
...われわれ自身の体に光線がさえぎられて...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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