...放浪者(ごろつき)みたいな?』『然(さ)うですか...
石川啄木 「菊池君」
...世界一のごろつき連中だと悪口をいわれるのも...
海野十三 「怪星ガン」
...やっぱり宇宙のごろつきなんですね...
海野十三 「怪星ガン」
...「乱暴するか」「この破戸漢(ごろつき)...
田中貢太郎 「春心」
...ごろつきウッドリはまったく別種の人間だが...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...すると口汚いごろつきの本性を露わにして悪態をつき...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...破落戸(ごろつき)仲間に遣る物を遣らねばこの納まりむづかしく...
樋口一葉 「大つごもり」
...兵隊だかごろつきだかわからない...
久生十蘭 「ノア」
...なすりつけられた泥人形の「平林」に向つて「平林君は果してその人々を指してごろつきと言い食い倒しという理由を見出すことが出來るか?」と色を作(な)してきめつけられる...
平林初之輔 「中西氏に答う」
...ただ僕も「失業勞働者」と「ごろつき」との區別がつかん程血迷つてはいないからその點は御安心が願いたい...
平林初之輔 「中西氏に答う」
...いつも日曜日には市からごろつきどもが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...ごろつきどもが襲いかかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...おれたちのようなごろつきを喰わせるような仕事があるわけはねえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...網は時々風にやぶれたりごろつきのかぶとむしにこわされたりしましたけれどもくもはすぐすうすう糸をはいて修繕(しゅうぜん)しました...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...ごろつき学生の解釈とはちがうべきものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「ごろつき山師」と村の人は言つてゐたつけ...
三好十郎 「地熱」
...ごろつきどもは思わず嘆声をあげた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ごろつき歩く遊民だの...
吉川英治 「平の将門」
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