...浮浪漢(ごろつき)みたいなと主筆が云つた...
石川啄木 「菊池君」
...放浪漢(ごろつき)か...
石川啄木 「菊池君」
...世界一のごろつき連中だと悪口をいわれるのも...
海野十三 「怪星ガン」
...ごろつきのように大酒を飲んだのです...
太宰治 「惜別」
...破戸漢(ごろつき)に因縁(いんねん)をつけられたのだが...
田中貢太郎 「春心」
...酒場の主人らしいのや東部(イースト・エンド)のごろつき然たるのが...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼奴(あいつ)らの無頼仲間(ごろつきなかま)ぢゃありゃせぬわい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...すると口汚いごろつきの本性を露わにして悪態をつき...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...ごろつきや窃盗やよっぱらいといっしょに...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...「あのごろつきたち!」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...なすりつけられた泥人形の「平林」に向つて「平林君は果してその人々を指してごろつきと言い食い倒しという理由を見出すことが出來るか?」と色を作(な)してきめつけられる...
平林初之輔 「中西氏に答う」
...重大犯罪をもくろむ行きずりのごろつきか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...顔役たちを」「欧州ごろつきの半分かい?」「そんなもんじゃありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...この上まだ何ぞ欲しいか破落戸(ごろつき)め」と喚(わめ)きおったと(バルフォール『印度事彙』三)...
南方熊楠 「十二支考」
...」大将「イタリヤごろつき組合だ...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...「宮本捨吉明治三十年奉納」の豊公幼時の胆と矢矧(やはぎ)の橋の上の小六の槍の石づきをとらえている小さいごろつきのような豊公の絵があって大笑いしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「ごろつき山師」と村の人は言つてゐたつけ...
三好十郎 「地熱」
...ツァウォツキイは今一人の破落戸(ごろつき)とヘルミイネンウェヒの裏の溝端(どぶばた)で骨牌(かるた)をしていた...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
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