...豚のようにブウブウ唸りながらごろごろしている奴か...
大杉栄 「日本脱出記」
...ごろごろしている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...ごろごろしている屍骸をみるがよい...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...他の仲間のような活動を断念してたいていいつも小屋の屋根の上でごろごろしている...
寺田寅彦 「あひると猿」
...鴎外先生は日曜貸間の二階か何かでごろごろしている兵隊さんのように見えた...
永井荷風 「日和下駄」
...ごろごろしているはずのこの屋敷に...
中里介山 「大菩薩峠」
...蝮は「アゾ」(石のごろごろしている所をいう)に好んですむもので...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...意思のある所には天祐がごろごろしているものだ」「どうも君は自信家だ...
夏目漱石 「二百十日」
...この流しにごろごろしているものは文明の人間に必要な服装を脱ぎ棄てる化物の団体であるから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...雑誌でもよんでごろごろしているのだろうと想像している...
萩原朔太郎 「秋と漫歩」
...境内到る処に重傷者はごろごろしているが...
原民喜 「夏の花」
...板の間の筵(むしろ)の上にごろごろしている重傷者のなかに黒く腫れ上った少女の顔がある...
原民喜 「火の唇」
...一生を浮いた浮いたで暮らしているような地主がそこいらにごろごろしているのだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ポケットにオレンジが三個ごろごろしているだけで...
牧逸馬 「運命のSOS」
...ごろごろしているんですから...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...――山口の家には不用な女がごろごろしている話をきかされた...
横光利一 「上海」
...気軽にごろごろしている態(てい)をみても...
吉川英治 「宮本武蔵」
...吉良殿の首番としてごろごろしている侍部屋には...
吉川英治 「無宿人国記」
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