...或日さる方の御邸で名高い檜垣(ひがき)の巫女(みこ)に御霊(ごりやう)が憑(つ)いて...
芥川龍之介 「地獄変」
...恐ろしい凶夢のなごりは...
有島武郎 「或る女」
...もうこりごりだよ」と...
海野十三 「火星兵団」
...左手に渡良瀬川の曲折が葦原のあいだに梅雨にごりの水嵩をたたえているのを眺めつつ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...桃葉湯(とうようとう)丁稚(でっち)つれたる御寮人(ごりょうにん)滴(したた)りの岩屋の仏花奉る七月八日 草樹会...
高浜虚子 「五百五十句」
...みなさまおなごりはつきませぬけれども...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...五稜郭(ごりょうかく)行というバスを見かけて乗る...
寺田寅彦 「札幌まで」
...富坂(とみざか)の火避地(ひよけち)には借家(しゃくや)が建てられて当時の名残(なごり)の樹木二...
永井荷風 「伝通院」
...ほんとうに山崎先生をお斬りになる御了見(ごりょうけん)なんでございますか...
中里介山 「大菩薩峠」
...おごりの絶頂であったか...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...下宿住いはこりごり...
林芙美子 「新版 放浪記」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...枯葉を集めに姉と登った裏山の楢林よ山番に追はれて石ころ道を駆け下りるふたりの肩に背負(しょひ)繩はいかにきびしく食ひ入ったかひゞわれたふたりの足に吹く風はいかに血ごりを凍らせたか雲は南にちぎれ熱風は田のくろに流れる山から山に雨乞ひに行く村びとの中に父のかついだ鍬先を凝視(みつ)めながら眼暈ひのする空き腹をこらへて姉と手をつないで越えて行ったあの長い坂路よえぞ柳の煙る書堂の陰に胸を病み...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...期待にはずれないごりっぱさである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...物を喰べた痕跡(なごり)もない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...――足利若御料(わかごりょう)の紫の旗もまた...
吉川英治 「私本太平記」
...この世の名残(なごり)を告げているかに見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...したたか飲んだ酒の名ごりが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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