...たいぎそうにごとりと動いた...
太宰治 「十五年間」
...私は、いちごとり、蝸牛(でんでん)とり(蝸牛(でんでん)は焼いて喰(く)うと甘味(うま)いものである)、笹の実とりなどに、姉たちとか、でもなければ一人でいった...
徳永直 「戦争雑記」
...何物かがごとりと案外に重そうな音を立てて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ごとりと一つ反動をなし止った...
豊島与志雄 「丘の上」
...硝子戸がごとりと揺れた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...格子戸にごとりとつき当り...
豊島与志雄 「交遊断片」
...やがてごとりと一つ反動をなして止まった...
豊島与志雄 「轢死人」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...ごとりごとりと云う音がする...
夏目漱石 「永日小品」
...やがて、ごとりと云った...
夏目漱石 「永日小品」
...世を畏(おそ)れぬ鉄輪(てつわ)をごとりと転(まわ)す...
夏目漱石 「虞美人草」
...知らぬ車はごとりごとりと廻転する...
夏目漱石 「虞美人草」
...背嚢(はいのう)の中では弁当箱だか教科書だかが互にぶつかり合う音がごとりごとりと聞こえた...
夏目漱石 「明暗」
...ごとりという重苦しい(かきがね)の抵抗力を裏側に聞いた彼はようやく断念した...
夏目漱石 「明暗」
...ごとりごとりと聞えてゐた女の靴音はやがて止んで...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...ごとりごとり歩き出した...
水野葉舟 「黄昏」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...彼女はしばらくはごとりと物音がしても「もしや参木が」というように身を起した...
横光利一 「上海」
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