...少しずつ動きいるがごとくに見えければ...
井上円了 「おばけの正体」
...怪物の跡のごとくに誤認して言い触らし...
井上円了 「おばけの正体」
...彼はかのごとくにして詩人でありしと同時にまた実際家でありました...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...ついに加持(かじ)や祈祷(きとう)を頼むようになるが教育者が今ごろ急に思い立ったかのごとくに...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...その間の境界も判然とあるごとくに思われるが...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...別の名で呼ぶ物と物との間の相違を常に一定量であるごとくにみなすにいたる...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...屏風(びょうぶ)のごとくに立ち列(つら)なり...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...かくのごとくにしてこの一見はなはだつまらぬ「植物学の著書」はこれらの多数な夢思想の全体を引率するに最も適当な...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...それあるがために史上の人物が現実の人物のごとくに躍動すると思われる字句を削る...
中島敦 「李陵」
...そうして影の形に随(したが)うごとくに変化した...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ついに余の視線のほかに没してしまうのを大いなる変化のごとくに眺めた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...彼らを送り迎えるごとくに細い枝を揺り動かした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その忍耐とその精力とはほとんど運命の影のごとくに見える...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...暗(あん)に自慢(じまん)するごとくに聞こゆるでもあろうが...
新渡戸稲造 「自警録」
...彼のルネッサンスが決して古典時代そのままの再現ではないごとくに...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...手足人のごとくにて能く竪(た)って行く...
南方熊楠 「十二支考」
...これをさも新発見のごとくに吹聴して...
柳田国男 「雪国の春」
...全身を濃い雰囲気のごとくに包んでいる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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