...大小幾(いく)万の氷片(こほりのわれ)水晶(すゐしよう)の盤石(ばんじやく)のごときが...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...嵐の描写のごときがそれである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...二つのものの外面的関係から呼び出される連想としては「身はぬれ紙の取り所なき」に対する「小刀の蛤刃(はまぐりば)なる細工箱」のごときがそれである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...ジュリエットの乳母(うば)のごときが現われてきて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かくのごときがその逃走の光景であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かくのごときが実に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...山鹿素行の兵学におけるごときがそれである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...蛟は雉と蛇と交わり産んでその卵大きさ輪のごときが埋まりある上に...
南方熊楠 「十二支考」
...山人ごときが出て仕えることであったか...
柳田国男 「山の人生」
...從前の軍法會議のごときがその一例であるが...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...なんだ浜内ごときが」そして拳(こぶし)をあげて...
山本周五郎 「季節のない街」
...織田ごときが! ……...
吉川英治 「新書太閤記」
...藤井紋太夫のごときが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...フランス語がラテン語からの由来を保持するためにラテン語の音綴(おんてつ)をそのまま襲用しつつそれによって異なった音の連関を表示し始めたごときがそれである...
和辻哲郎 「孔子」
...以上のごときがマイヤーの研究の結果であった...
和辻哲郎 「孔子」
...宗教には空也念仏(くうやねんぶつ)のごときが現われる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...遺憾なきまでに大きさと美しさを現わしているごときがそれである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...清少納言に帰せらるべき『枕草子』の原形のごときが容易に見いだし得べからざること...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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