...大江へんは建物ごとごっそり削られたとです」「ひどかでしたばい」婆さんは口をとがらせた...
梅崎春生 「幻化」
...何でもごっそりさらい込む装置――あの装置を動かせるようになっているんだと思う...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...ごっそり引き抜かれた俺は...
高見順 「いやな感じ」
...ごっそりと持って行きやがったボル派の...
高見順 「いやな感じ」
...保護代をごっそり取られる」「そりゃ...
高見順 「いやな感じ」
...ごっそりまきあげてる」露悪的な口調で百成は言って...
高見順 「いやな感じ」
...ごっそり行かれてしまうことでしょうねえ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...蔵(くら)の白壁(しらかべ)が北側だけごっそりはげていた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...奥さんの衣類をごっそり持ってゆかれました...
豊島与志雄 「霊感」
......
波立一 「運勢」
...法的には街の盗賊どもがごっそり儲けるのを防ぐ手立てはない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...なかには五〇枚ほどごっそり買って行く客もあるとのことである...
山之口貘 「宝くじ・その後」
...高利の日済しで貧乏人の血肉をごっそり絞ってやがる...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...あとはごっそり鳶七が貰ってしまったというわけでさ」「そうだったかな」「おかくしなすっていらっしゃるが...
吉川英治 「私本太平記」
...ごっそり船へというお使いじゃねえんですか」「どうしても...
吉川英治 「私本太平記」
...内侍(ないし)ノ局(つぼね)の衣裳がごっそり失(な)くなっていたりする...
吉川英治 「私本太平記」
...鋭敏な精神たちをごっそり未来に向かって投影することを強いるかの来るべき災厄と結びついているらしかった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...資本は残らずごっそり彼女のものになって...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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