...そのとき切符売場で駅員とアンの間になにかごたごた押問答の場面があったが...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...ごたごたと山のように積みあげてある...
海野十三 「太平洋魔城」
...ごたごたしていたので文夫さんの姿の見えないのを...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...親友はあのごたごたの始まる前に逃げ帰ったと見えて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...加之(おまけ)に「お為(た)めのいい」石鹸(しやぼん)や白粉(おしろい)がごたごた包(くる)まれてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...色々ごたごたと色取りを取り合せ...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...そしてそのごたごたした負債を整理することも出来ない世の中だとすれば...
豊島与志雄 「死ね!」
...床の間には旅行鞄や手提などがごたごたと並べられて...
豊島与志雄 「囚われ」
...もしか目付(めっ)かって、ごたごたしたら、あなた...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...「あんなごたごたは見ないことよ」クチュール夫人とヴィクトリーヌが立ち上がった時...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...額ぎわにごたごたとひと固りになり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ごたごたと入り乱れて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大騒ぎやら、ごたごたで、ほったらかしにされて、薔薇温室は加熱され過ぎて、一本も生きていなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...高輪の夫婦のごたごたそのものも不愉快であったし...
「海流」
...こまかいことについてごたごた喋らないでも話の意味がわかりますから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほのかな灯(ひ)の明りで衣服箱などがごたごたと置かれてあるのが見える...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなごたごたはさっぱり捨てて...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...いつもなにかしらごたごたを起こし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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