...彼等は飛行島めごく一部分だけを知っているのにすぎない...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...釜のごく一部分であるが...
海野十三 「金属人間」
...わしはこのうちのごく一部をもらうだけですからね」ふたりは老人が用意してきた自動車に乗った...
江戸川乱歩 「影男」
...それは前記(2)の犯罪手段に関するトリックのうちの「意外な兇器」のごく一部である「氷によるトリック」についてである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...最初のものは彼が日々の行程においてながめるすばらしい光景のごく一部分をなしているにすぎない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...伝統や格式を重んじるごく一部の貴族富豪の特権階級だけに...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...ごく一部分の者だけしか知らなかった...
富田常雄 「柔道と拳闘の転がり試合」
...ごく一部分を例外として...
豊島与志雄 「文学以前」
...彼は高似孫のやりかけたごく一部分のことに特に力を用ひ...
内藤湖南 「支那目録學」
...それはごく一部分としてである...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...それはごく一部のことであろう...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...それでもその蒐集のごく一部分の写真しか見ることが出来なかった...
中谷宇吉郎 「雪の話」
...しかしこれは日本(につぽん)のごく一部(いちぶ)に行(おこな)はれたゞけで...
濱田青陵 「博物館」
...ごく一部の愛好者を除いては車夫馬丁以上のものの聴くものでないとされたのも当然だつたかもしれない...
正岡容 「大正東京錦絵」
...茶入や茶碗は民器のうちのごく一部のものに過ぎぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...あのときも原田は涌谷に付くと思われていた」――ごく一部の人を除いては...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――子は三界(さんがい)の首(くび)つ枷(かせ)」あぷれ語世潮ごく一部ではあらうが...
吉川英治 「折々の記」
...ごく一部の幕府主脳の秘語としてしか(ささや)かれていなかったが...
吉川英治 「私本太平記」
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