...なかには短刀や棍棒(こんぼう)を提(ひっさ)げて...
井上円了 「おばけの正体」
...先が丸く膨(ふく)らんだ棍棒(こんぼう)みたいなものである...
海野十三 「火星探険」
...靴の先と棍棒(こんぼう)とで...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...棍棒(こんぼう)ふりまわして...
太宰治 「姥捨」
...ばか! と大声で叫んで棍棒(こんぼう)もって滅茶苦茶に粉砕したい気持でございました...
太宰治 「皮膚と心」
...手に手に棍棒(こんぼう)や鳶口(とびぐち)を持って草鞋(わらじ)脚絆(きゃはん)姿で...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...パリの朝食のコーヒーとあの棍棒(こんぼう)を輪切りにしたパンは周知の美味である...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...母親をせびった小銭で近所の大工に頼んでいいかげんの棍棒(こんぼう)を手にいれた...
寺田寅彦 「野球時代」
...槍や弓や棍棒(こんぼう)をうちふり...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...棍棒(こんぼう)に変わり得る撞木杖にすがって歩いている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...銃やサーベルや棍棒(こんぼう)や斧(おの)や槍(やり)や剣銃などがつき立っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかも右手には鉛の頭が見える棍棒(こんぼう)を持って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...目につかないくらいの動作で棍棒(こんぼう)を握りしめてみて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...棍棒(こんぼう)を充分手のうちに握りしめ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...木製の重い棍棒(こんぼう)...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...だッと音たて棍棒(こんぼう)が自分の足をさらうのをはっきり見たように思った...
本庄陸男 「石狩川」
...右腕を棍棒(こんぼう)に擬して力一杯のスウィングを浴せた...
牧野信一 「ゼーロン」
...棍棒(こんぼう)担(かつ)いだ役人共が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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