例文・使い方一覧でみる「こわもて」の意味

...こわもてしているというわけだ... こわもてしているというわけだの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「ワーニャ伯父さん」

...強面（こわもて）に中学校を出たのは翰とわたしだけであろう... 強面に中学校を出たのは翰とわたしだけであろうの読み方
永井荷風「梅雨晴」

...「いけやせん」胡坐（あぐら）を組み直して強面（こわもて）にかかろうとするのを... 「いけやせん」胡坐を組み直して強面にかかろうとするのをの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...こうして性質（たち）の悪い強面（こわもて）を試みると... こうして性質の悪い強面を試みるとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...それにこわもてをして触ろうとしないから... それにこわもてをして触ろうとしないからの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...お百姓衆はこわもてで... お百姓衆はこわもてでの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...強面（こわもて）の合力を申し入れるか... 強面の合力を申し入れるかの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...うまくやってやがらア」「強面（こわもて）は気障（きざ）だね」「だが... うまくやってやがらア」「強面は気障だね」「だがの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...いまじゃ米屋が強面（こわもて）で催促していることもありますものね」お〆さんにも多少の感慨はあるか... いまじゃ米屋が強面で催促していることもありますものね」お〆さんにも多少の感慨はあるかの読み方
長谷川時雨「一世お鯉」

...作助は眞向より強面（こわもて）の異見に... 作助は眞向より強面の異見にの読み方
一葉「暗夜」

...これでなかなか強面（こわもて）がきく... これでなかなか強面がきくの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...強持（こわもて）の異種の花どもにとっても... 強持の異種の花どもにとってもの読み方
久生十蘭「我が家の楽園」

...この場合恐怖のこわもて男だ... この場合恐怖のこわもて男だの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「鉄面皮」

...狡猾な気配がまだ両目に残り、生来の犯罪者につきものだが、あとは、こわもて、と言うより哀れを誘う物体だった...
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「謎の四つ指」

...明らかにこわもての露骨な無作法者がやってきた... 明らかにこわもての露骨な無作法者がやってきたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...傲慢半分のこわもてだ... 傲慢半分のこわもてだの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...のがれ得させようとの強面（こわもて）――そのときの... のがれ得させようとの強面――そのときのの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...客はつまりこわもての客とみえ... 客はつまりこわもての客とみえの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

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