...すっかり苦労も何も忘れてしまいましたわ」葉子はすべすべとほてって少しこわばるような頬(ほお)をなでながら...
有島武郎 「或る女」
...こわばる様はさながら古い大理石の彫刻のようで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...関節はこわばるし...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...ほとんど身体がこわばる思いがした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...顔が怒ってキッとこわばるのを見た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...かれはなんとなく心がこわばるのをおぼえながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...胸がこわばる様になった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...こわばる絹の外套です...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...弾力性を失った「こわばる心」となっては...
柳宗悦 「改めて民藝について」
便利!手書き漢字入力検索