...この核を打ちこわすことに成功したのでした...
石原純 「ロード・ラザフォード」
...怪塔王が日本の軍艦をめりめりこわすと言うのなら...
海野十三 「怪塔王」
...ガラスをこわすもんですか」「とにかく...
海野十三 「金属人間」
...そのスクリューを叩きこわすか...
海野十三 「軍用鮫」
...そして箱を拳(こぶし)でたたきこわすと...
海野十三 「爆薬の花籠」
...かならずあの御陵を悉くこわすべきであるのを...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...こわす意志なくして物をこわすやうな...
種田山頭火 「行乞記」
...お腹(なか)をこわすばかりではありません...
田山花袋 「田舎教師」
...戦乱が長くつづいて古い文化と古い秩序とをうちこわすはたらきの強くなった戦国時代になると...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...たとえば野獣も盗賊もない国で安心して野天や明け放しの家で寝ると風邪(かぜ)をひいて腹をこわすかもしれない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...あなたからよく思っていただいてるのを打ちこわすのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...窓ガラスをこわす時けがしたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鄭重に――」物をこわす音が...
直木三十五 「南国太平記」
...斯様(かよう)なことは一小事ではござらぬ……利益のために己(おの)が山をこわす輩(やから)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...私も病気では自信があるので負けずに腹をこわすというので直ぐ止めてしまった...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...「馴れぬ酒を飲んで腹をこわすな...
久生十蘭 「魔都」
...こわす気遣いはなかったであろうに...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...さきほどまでの美しい蓮華の世界の印象を打ちこわすようなものばかりであった...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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