...婦は何にも可恐(こわ)くはないと...
泉鏡花 「遺稿」
...こわれてしまうでしょう...
海野十三 「火星兵団」
...こわれていないのを見るとかぎでひらいたとしか考えられないが...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...よくよくこわいのでしょう...
江戸川乱歩 「大金塊」
...ただ兄をこわがって...
太宰治 「グッド・バイ」
...」ファンティーヌは硬(こわ)ばった腕と両手とでそこに飛び起きた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何となくこわいのです...
林芙美子 「お父さん」
...刻々に壊(こわ)されているのではないか...
原民喜 「秋日記」
...彼がハーキュリーズにそんなに手荒くつかまえられていたと知った時、その魔力でいろんなものに化けて、彼をおどかし、こわがらせて、さっさと手を放させてやろうと思ったのでした...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...鋭い狡猾な強面(こわおもて)が青ざめた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...「こわくはないだらう!」「あゝ...
牧野信一 「鱗雲」
...あのこわいバルブレンのほうが生きていて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...こわい顔をしたジョウが来て先生に母の手紙をわたしました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...縫工怖々(こわごわ)に立ち合うと一角驀然(まっしぐら)に駈け来って角を樹に突っ込んで脱けず...
南方熊楠 「十二支考」
...日本の人にはこわいのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...体をこわすな」などといった...
吉川英治 「私本太平記」
...硬(こわ)ばりきったままだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...正月はくだらなく腹をこわすだけだ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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