...目立たぬや同じ色なる更衣(ころもがえ)五月十日 笹鳴会...
高浜虚子 「五百五十句」
...時(とき)じくぞ雨は降りける更衣(ころもがえ)五月二十四日 「玉藻十句集(第四回)」老い人や夏木見上げてやすらかに六月五日 水竹居祝賀会...
高浜虚子 「五百五十句」
...任重く心軽しや更衣(ころもがえ)六月二日 吉田週歩の満洲に行くを送る...
高浜虚子 「五百五十句」
......
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...杉(すぎ)松(まつ)樫(かし)などの常緑木が古葉を落(おと)し落して最後の衣更(ころもがえ)をする...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...首夏(しゅか)馬場金埒(ばばきんらち)花はみなおろし大根(だいこ)となりぬらし鰹(かつお)に似たる今朝(けさ)の横雲新樹紀躬鹿(きのみじか)花の山にほひ袋の春過ぎて青葉ばかりとなりにけるかな更衣(ころもがえ)地形方丸(じぎょうかたまる)夏たちて布子(ぬのこ)の綿はぬきながらたもとにのこる春のはな帋(がみ)江戸の東京と改称せられた当時の東京絵図もまた江戸絵図と同じく...
永井荷風 「日和下駄」
...それは更衣(ころもがえ)の時節であった...
夏目漱石 「門」
...陽炎(かげろう)や名も知らぬ虫の白き飛ぶ更衣(ころもがえ)野路(のじ)の人はつかに白し絶頂の城たのもしき若葉かな鮒鮓(ふなずし)や彦根(ひこね)の城に雲かかる愁ひつつ岡に登れば花いばら甲斐ヶ嶺(かいがね)や穂蓼(ほたで)の上を塩車(しおぐるま)俳句というものを全く知らず...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...更衣(ころもがえ)野路(のじ)の人はつかに白し春着を脱いで夏の薄物にかえる更衣(ころもがえ)の頃(ころ)は...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...更衣(ころもがえ)母なん藤原氏(ふじわらうじ)なんめり平安朝の文化に対して...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...更衣(ころもがえ)の季題で捉(とら)えたところに...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...御手討の夫婦なりしを更衣(ころもがえ)打ちはたす梵論(ぼろ)つれだちて夏野かな前者は過去のある人事を叙し...
正岡子規 「俳人蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...梅遠近(おちこち)南(みなみ)すべく北すべく閑古鳥寺見ゆ麦林寺とやいふ山人は人なり閑古鳥は鳥なりけり更衣(ころもがえ)母なん藤原氏(うじ)なりけり最も奇なるはをちこちをちこちと打つ砧(きぬた)かなの句の字は十六にして調子は五七五調に吟じ得べきが如き...
正岡子規 「俳人蕪村」
...夏の更衣(ころもがえ)に花散里(はなちるさと)夫人からお召し物が奉られた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...既にして更衣(ころもがえ)の節となった...
森鴎外 「細木香以」
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