...底にある石という石はみんなころがす勢いではねて行く...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...ころがすと裏が出る...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ところがすべて世の中の事は...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...わが国のごときはイギリスなどに比べても及ばぬところがすこぶる多いからさらに数倍の努力を要する...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...玉をころがすような朗らかなワーブリングを聞くのが楽しみであった...
寺田寅彦 「柿の種」
...猫などが喜んで紙を丸めたボールをころがすのが...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...前足でころがすのはなんでもないが棒の片端をひょいと両方の前足でかかえてあと足でみごとに立ち上がる...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...それをころころと二三度ころがすうちにかすかな澱粉性の味をのこして溶けてしまふ...
中勘助 「銀の匙」
...お絹お松の部屋と中庭を隔(へだ)てたところがすなわち駒井能登守の部屋であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...正気で云っているところがすこぶる奇観である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...材木をころがすことも出来ないであろう――ただそれは...
本庄陸男 「石狩川」
...いよいよ自分という雪達磨が転がせばころがすほどに大きく大きくなりまさっていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...ところがすっかり当がはずれた...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...一日おきのところがすっかり飛び...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...テーブルのところがすこしずつ暗くなって来ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほんとに わたしはらんばうものおさらは こはすしインクは こぼすし時計は ころがすしおはしは をるしばた/\ あるくしむしは ころすし...
村山籌子 「〈あかい、やさしい はなもやうが〉」
...したところがすぐ忘れてしまって...
柳田國男 「地名の研究」
...妹のこころがすぐ分った...
吉川英治 「新書太閤記」
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