...殊(こと)にこれ見よがしに...
海野十三 「大脳手術」
...これ見よがしに見せびらかしている...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...これ見よがしに大袈裟に親を大事にして...
太宰治 「惜別」
...これ見よがしに露(あら)わにして居る...
谷崎潤一郎 「秘密」
...これ見よがしにしなさるのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...かと思ふとある作者はこれ見よがしに...
田山録弥 「心の絵」
...これ見よがしの様子をしながら床几の上に腰を下ろした――両腕を膝の上で組み合せて...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...朝飯をすますやいなやおそるおそるお国さんのとこへいつて「こんなになつたからかんにんして」といへばわざとつんとしてこれ見よがしに袖をまくつてみせる...
中勘助 「銀の匙」
...露ほどもそれを己れの功としてこれ見よがしに誇る心がない...
永井荷風 「妾宅」
...これ見よがしに見せびらかすのではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...これ見よがしに踊り狂い...
中里介山 「大菩薩峠」
...これ見よがしに大道の真中を練って歩いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...これ見よがしに美人を引具(ひきぐ)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...これ見よがしに港口を出るや否や...
夢野久作 「名娼満月」
...旦那の一所懸命は、お役人の一時(いっとき)仕事ってやつで、こちとらの眼から見ると、いちばんよくねえ遣(や)り口(くち)ですぜ」「なんだ、役人の一時仕事とは」「こちとらの仕事を見ていて、時々、これ見よがしに、手出しをして見せる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...これ見よがしの伊達(だて)な装(よそお)い...
吉川英治 「宮本武蔵」
...これ見よがしの伊達(だて)すがたして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...これ見よがしに眺められた...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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