...こりこりとして歯切れが良く...
青木正児 「九年母」
...それにつれて竹竿もこりこりと錐をもむように肩の皮膚をこするのだ...
犬田卯 「米」
...「もう細い道にはこりこりしました...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...私はもう色々なものにこりこりしているのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...親が何うであらうと妾はもう都おちだけはこりこりしたわ...
牧野信一 「小川の流れ」
...コツプはもうこりこりだ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...私はもう女として生きることはこりこりだ...
宮本百合子 「幸福の建設」
...男はこりこりなあばらの骨を手で撫でたような悪寒をかんじた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...こりこり申している...
室生犀星 「野に臥す者」
...しやりつとしたこりこりの頬の色だつた...
室生犀星 「はるあはれ」
...こりこりして、なかなかさっぱりしたものである...
山之口貘 「チャンプルー」
...筋肉がこりこりと瘤(こぶ)をなしていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...こりこりするような紬縞(つむぎじま)で...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...頬や肩などにこりこりと肉が附いて...
山本周五郎 「おばな沢」
...こりこりと張切った豊かな腿であった...
山本周五郎 「つばくろ」
...筋肉でこりこりした躯(からだ)が...
山本周五郎 「花も刀も」
...筋肉のこりこりした逞(たくま)しい上半身...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あたしこりこりしましたよ...
横光利一 「旅愁」
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