...弟を是非こらしめることを忘れないやうにしよう...
芥川多加志 「四人」
...とうにひどくこらしめてやるところなのに...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...それとなく二人をおこらしめになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...こらしめのため、里へかえそうかなどと考えているうちに、あいにくと懐姙(かいにん)で、しかも、きょうこの大晦日のいそがしい中に、産気づいて、早朝から家中が上を下への大混雑...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いちどは、こらしめのため、あなたを弓矢で傷つけて、人間界にかえしてあげましたが、あなたは再び烏の世界に帰る事を乞いました...
太宰治 「竹青」
...何とかして栄蔵をこらしめねばならない...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...ここの家で子供がこらしめられた例をさがしてゐると...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...こらしめられた例である...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...放埒(ほうらつ)な住職をこらしめるためだ――とか何とか書いた玄内の手紙を見て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悪い奴をこらしめてやるのだ...
平林初之輔 「祭の夜」
...そして大好きな子どもたちからサンタを取り上げた悪魔たちをこらしめるために...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...さまざまにこれをこらしめた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...子供らしい過失のこらしめのためにも(彼女の母は寛大でございましたから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あたしうんとこらしめてやったわ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...不良少年をこらしめてやりました...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
......
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...何か亂暴をしたこらしめに...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...猪口才(ちょこざい)なことを申すからこらしめたまでだ」「友の忠言を」「貴様のような奴はわが友ではない...
吉川英治 「三国志」
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