...あの日本中のどこよりも空気が悪いといわれるダーク・ステージの塵埃の中である...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...そこより鳥が入り来たりて...
井上円了 「おばけの正体」
...この山に移りてここよりかしこに移れと命(い)うとも...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...そこより急ぎ一切の武裝とゝのへ眞晝ころ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それはここよりは...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜はふねに寢てあけがたに鳥羽の港につきてそこより伊勢の海を三河の伊良胡が崎にいたる三河の伊良胡が崎はあまが住む庭のまなごに松の葉ぞ散る十六日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...あるじの君はいづこよりかいとはでやかなる錦織の帯一筋とのへ給ひぬ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「土用干ノ記」
...ここよりして吾々は神の創造が永遠的存在の根柢にあるばかりでなく...
波多野精一 「時と永遠」
...いずこより海を吹く風は起るや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...此の列車はもうここより進みません...
横光利一 「頭ならびに腹」
...外国会社のどこよりも高いんだ...
横光利一 「上海」
...「劉皇叔(りゅうこうしゅく)! 劉皇叔! はやここより入り給え」と...
吉川英治 「三国志」
...ここより呉へもどられよ...
吉川英治 「三国志」
...ここより蓑生(みのう)ノ浦(うら)へ出て...
吉川英治 「私本太平記」
...そのかんじこよりの一本をとるのです...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...どこより水を渡る最短距離であった...
吉川英治 「平の将門」
...手に携えて来た渋紙づつみの紙縒(こより)をぶつぶつと断ちきった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...C―家の用でここよりも山奥の小屋へ黒檜の板を挽きに入り込んでいた木挽たちであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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