...私(わたくし)の乘(の)つてゐる二等(とう)室(しつ)の戸(と)ががらりと開(あ)いて十三四の小娘(こむすめ)が一人(ひとり)...
芥川龍之介 「蜜柑」
...單(たん)にこの小娘(こむすめ)の氣(き)まぐれだとしか考(かんが)へられなかつた...
芥川龍之介 「蜜柑」
...この見知(みし)らない小娘(こむすめ)を頭(あたま)ごなしに叱(しか)りつけてでも...
芥川龍之介 「蜜柑」
...一人(ひとり)の可愛(かわい)らしい小娘(こむすめ)がそこへ現(あら)われました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...おいはぎのこむすめはゲルダにいいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...すると小娘(こむすめ)は...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...折々(おりおり)庭(にわ)で遇(あ)う会計係(かいけいがかり)の小娘(こむすめ)の...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...昨夜のことが入りこむすきのないほど...
太宰治 「陰火」
...それは小女(こむすめ)を驚かさないためと...
田中貢太郎 「水魔」
...友禅(ゆうぜん)模様の羽織(はおり)を着た小女(こむすめ)を見出(みいだ)した...
田中貢太郎 「水魔」
...小女(こむすめ)は小さな声で云った...
田中貢太郎 「水魔」
...「君はどこだね」小女(こむすめ)は笑顔を向けるだけであった...
田中貢太郎 「水魔」
...「君の家」小女(こむすめ)は頭を揮(ふ)った...
田中貢太郎 「水魔」
...山西は小女(こむすめ)に水の中へ飛び込まれてあわてている己(じぶん)に気が注(つ)いた...
田中貢太郎 「水魔」
...又は子供を背負つた児娘(こむすめ)までが笊(ざる)や籠や桶(をけ)を持つて濁流の中(うち)に入りつ乱れつ富裕な屋敷の池から流れて来る雑魚(ざこ)を捕へやうと急(あせ)つてゐる有様...
永井荷風 「水 附渡船」
...紅(べに)で染めて根がけにかけてきた小娘(こむすめ)が交って...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...それでいいのだから――してくれるわねえ――あそんでくれるわねえ――何でも好きな御褒美(ごほうび)をそなたの――ほしいものを上げるから」こむすめはうなずいた――千世は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ふと小娘(こむすめ)の気に返る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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