例文・使い方一覧でみる「こまごまと」の意味
スポンサーリンク...それは後にこまごまと故郷の家族に書いてやる為だつた... 
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...その他こまごまと専門語で児玉さんに注意が与えられる...
谷崎潤一郎 「鍵」
...こまごまと気にしている姉は...
徳永直 「戦争雑記」
...俺のことをこまごまと弟へ知らせただろう...
豊島与志雄 「自由人」
...秋子はこまごまと私の面倒をみてくれた...
豊島与志雄 「憑きもの」
...こまごまと話して聞かせるので...
永井荷風 「狐」
...松前屋三郎兵衛を殺した下手人――平松屋源左衛門の罪状をこまごまと認（したた）めてあったのはなんという皮肉でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夜も晩くまでこまごまと働く……...
林芙美子 「雨」
...殊にはこまごまとした雜貨類の賑なところから...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...お節は人にたのんで今度の事をこまごまと書き...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...こまごまと書かれている様子がうかがわれるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...生活費などはこまごまと行き届いた仕送りを大将はしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それらもあまり大形（おおぎょう）には見せずこまごまと気をつけてそろえて届けられたのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昔の話もこまごまと語って聞かせ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こまごまと云われたことは忘れてもその折り折りの諺だけが妙に残る...
矢田津世子 「神楽坂」
...こまごまと感覚によみがえってくる...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...こまごまと国香の嫡子（ちゃくし）貞盛へ...
吉川英治 「平の将門」
...君前における挙止動作とかがこまごまと書かれている...
和辻哲郎 「孔子」
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