...こほん、こほん、こほん――」帆村は、岩の上にたおれて、はげしく咳(せき)をします...
海野十三 「怪塔王」
...小本(こほん)の『膝栗毛』の一冊で...
薄田泣菫 「茶話」
...横向になって表紙の赤茶けた欧文の小本(こほん)を覗(のぞ)いていた...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...こほんこほん咳をしていた...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
......
永井荷風 「自選 荷風百句」
...主人の癖として寝る時は必ず横文字の小本(こほん)を書斎から携(たずさ)えて来る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...小本(こほん)なんぞ読むにも及ばず...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...古くより虎賁(こほん)などいう武官職名もあり...
南方熊楠 「十二支考」
...色の食い込みは紙魚(しみ)のある一帖の古本(こほん)のように懐しいものである...
室生犀星 「庭をつくる人」
...古本大学刮目(こほんだいがくくわつもく)...
森鴎外 「大塩平八郎」
...諸子は環坐して古本(こほん)を披閲し...
森鴎外 「渋江抽斎」
...虎賁中郎将(こほんちゅうろうしょう)の李粛(りしゅく)であった...
吉川英治 「三国志」
...今では虎賁(こほん)中郎将の職を奉じている...
吉川英治 「三国志」
...虎賁校尉(こほんこうい)許(きょちょ)である...
吉川英治 「三国志」
...虎賁(こほん)の軍隊三十余万が...
吉川英治 「三国志」
...虎賁(こほん)中郎に封じ...
吉川英治 「三国志」
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