...先刻(さつき)の蟋蟀(こほろぎ)が...
石川啄木 「天鵞絨」
...こほろぎは『これを角だと云ふのですか?』と叫んで...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...「だつて(こほろぎ)が居る処(ところ)には狐も居ようといふものぢやないか...
薄田泣菫 「茶話」
...お釜こほろぎの奴か...
薄田泣菫 「独楽園」
...さき方より近くの草蔭に金属性の声でころころと歌ひ耽つてゐたこほろぎ一つ...
薄田泣菫 「独楽園」
...こほろぎ たうとう口を利いたな...
薄田泣菫 「独楽園」
...こほろぎの声のみ高く聞えて来る...
薄田泣菫 「独楽園」
...こほろぎ いや、私は満足してゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...あるけばあるく影の濃く追加三句おもたく昼の鐘なる子を持たないオヤヂは朝から鳩ぽつぽ・こほろぎよ...
種田山頭火 「行乞記」
...胃の工合がよろしくない、当然すぎる当然!昼飯を食べてから、ふと思ひ立つて湯田へ行く、椹野川を土手づたひに溯る、葦の花、瀬の音、こほろぎのうた、お地蔵さま、秋草のいろ/\、……温泉で一浴して引き返す、徃復とも歩いたが(銭がないから)、近来のよい散歩だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...うぐひすは春の行く時遣瀬なき思ひをわれに告げ秋雨さむき夜となれば声をかぎりに(こほろぎ)はいまはの苦しみをわれに訴ふ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...夙に須原を發す木曾人の朝草刈らす桑畑にまだ鳴きしきるこほろぎの聲長野々尻間河にのぞみて大樹おほし木曾人よあが田の稻を刈らむ日やとりて焚くらむ栗の強飯(こはいひ)妻籠(つまご)より舊道を辿る...
長塚節 「長塚節歌集 中」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...こほろぎが鳴いてゐる...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...こほろぎ遊びこほろぎ コロコロ夜長だな夜長だ 夜長だ帯くけたその帯 どの子に締させるこの子に この帯締させる...
野口雨情 「螢の燈台」
...細い聲でこほろぎがないてゐる...
林芙美子 「濡れた葦」
...尺取虫はこほろぎの汗くさい...
村山籌子 「こほろぎの死」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
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