...「だが千円は頗(すこぶ)る高直(こうじき)だ...
泉鏡花 「活人形」
...――神職様(かんぬしさま)、小鮒(こぶな)、鰌(どじょう)に腹がくちい、貝も小蟹(こがに)も欲しゅう思わんでございましゅから、白い浪の打ちかえす磯端(いそばた)を、八葉(よう)の蓮華(れんげ)に気取り、背後(うしろ)の屏風巌(びょうぶいわ)を、舟後光(ふなごこう)に真似て、円座して……翁様(おきなさま)、御存じでございましょ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...すこぶる格安のセメントが...
海野十三 「火薬船」
...今に見ろと元気を鼓舞(こぶ)して...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...頗(すこぶ)る意味が有る...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...こぶしを固くして答えた...
太宰治 「ろまん燈籠」
...仏教家なるもの頗(すこぶ)る得意の色を現はし...
津田左右吉 「仏教史家に一言す」
...内心すこぶる得意らしく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...小石川(こいしかわ)竹早町(たけはやちょう)なる同人社(どうにんしゃ)の講師として頗(すこぶ)る尽瘁(じんすい)する所ありしに...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼は代数学者としてもすこぶるその名を知られている...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...翁の新しい医学の上の智識には頗(すこぶ)る不十分な処がある...
森鴎外 「カズイスチカ」
...これがまた日本の社会のすこぶる誇るべき特色で...
柳田国男 「家の話」
...六郎兵衛は拳(こぶし)をにぎった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...呂布はもとよりそういう好意に対しては過大によろこぶ漢(おとこ)である...
吉川英治 「三国志」
...小文治(こぶんじ)のさしだした槍(やり)をつかんでやる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...われにかえって歯(は)がみをする小文治(こぶんじ)を...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小文治(こぶんじ)のやつに」わくわくと自分の腰(こし)に手をやってみる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...拳(こぶし)の鷹に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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