...ちょいとしたちいさな幸福のおくりものをはこぶ役をつとめているのです...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...拳固がまえの握拳(にぎりこぶし)で...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...やがて三時間たったら寝台車で隊へはこぶこととなった...
海野十三 「一坪館」
...眞實(ほんたう)に小額(こびたひ)の處(ところ)に雛鷄(ひよっこ)のお睾丸程(きんたまほど)の大(おほ)きな腫瘤(こぶ)が出來(でき)ましたぞや...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...正宗谷崎二君がわたくしの文を批判する態度は頗(すこぶる)寛大であって...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...甲武信(こぶし)ヶ岳(たけ)であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...「君は人間の古物(こぶつ)とヴァイオリンの古物(こぶつ)と同一視しているんだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...頗(すこぶ)る好意を持つ)はい...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...新疆の運命すこぶる悲観すべきものあるに想到し...
日野強 「新疆所感」
...ここ数年来互いに相見なかった男とすこぶる愉快に話し込んでいた...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...彼も内心穏やかならず頗(すこぶ)る苦慮の体(てい)なりしが...
福田英子 「妾の半生涯」
...その小舟(こぶね)を引(ひ)っ張(ぱ)っている二ひきの馬は...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...また唐辛(とうがらし)一つと昆布(こぶ)とを一緒に入れ長く湯煮ても唐辛で竹の子のエガ味がとれますし...
村井弦斎 「食道楽」
...おほかぜくんの あたまには おほきな こぶができ...
村山籌子 「けが を した おほかぜくん」
...心を労せずにこれにたずさわるということはすこぶるむつかしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「きっとみんなよろこぶにちがいない」「勝負はしないのか」「そちらしだいです...
山本周五郎 「ひとごろし」
...筋肉は消耗してこぶこぶの紐のようになり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...――むろん小文治(こぶんじ)にも...
吉川英治 「神州天馬侠」
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