...」もっともこの後といえども...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...この後は甚(どんな)事を書けばよいのか...
石川啄木 「病院の窓」
...ああこの後悔はすでに若い時に一度やったことのあるものであって...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...この後だって楽じゃない...
太宰治 「十五年間」
...マネット医師のことはここでもこの後でもたびたび書かれるが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...この後にくるものに...
長谷川時雨 「東京に生れて」
...自分たちをこの虐政から救い出してくれるものと信じているといったはなし!」理論は理論としておいて――この後の場合の「人々」というのがオッペルトの手記によると「役人」で...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...この後ち明治十二年に至り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...今日のところではまだ不完全極まるものであつてこの後幾多の設備を要する事であるが...
正岡子規 「病牀六尺」
...この後あの醫師の前には決して顏出しをしないと云つてゐた...
正宗白鳥 「避病院」
...あなたのこの後の幸福に就いて敏感であつて下さい...
水野仙子 「響」
...だから、いっときますけどね、またこの後、誰かほかの人が好きになりゃ、またその時で、あんたなんかにこだわったりはしない...
三好十郎 「胎内」
...じっとこの後架の壁をみつめている真理子をおもってみた...
山川方夫 「演技の果て」
...この後(のち)拙者から果し合いをのぞまれた場合は...
吉川英治 「江戸三国志」
...この後の首尾もひとつたのむぜ」「それはもう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...とりわけて、この後、浅野家の遺臣が、どうするか、赤穂城が、どうなるか、世間の耳目(じもく)は、挙げてその動向にそそがれていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...あまつさえ、この後とも、頼むぞと、すこしも主君顔をされない老公の真情にいたっては、さすがに狡智厚顔なかれも、(ああ、罰(ばち)が中(あた)ろう)と思わず身がふるえて来たのである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...この後太平洋の大道となったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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