...この先二度とお前と一しよに掃溜(はきだ)めあさりはしないつもりだ...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...この先どんなことになるか分らない...
海野十三 「空中漂流一週間」
...この先代萩を見てどんなに興奮しているだろう...
太宰治 「惜別」
...ではご機嫌よう! (ワーニャに三度接吻(せっぷん)する)ワーニャ この先も月々の仕送りは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...しかしながら神のこの上ない力についてのこの先入の意見が私に浮んでくるたび毎に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...もしも余生がこの先き十年もあるものなら...
徳田秋声 「仮装人物」
...ついこの先にもありますよ...
豊島与志雄 「変る」
...この先で段々と話す事にしよう...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この先(さき)の杵屋(きねや)さんにや毎日通(かよ)つてますよ...
永井荷風 「すみだ川」
...この先生、いいかげんのおひゃらかしだと思っているとあてがちがう...
中里介山 「大菩薩峠」
...この先生の行動の出処進退を調べ出しては際限がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...二「この先の右へ入つたところがお葉の茶屋で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...死体を確認するまではわからないことでしょう」「大池はたしかに自殺したらしい……この先...
久生十蘭 「肌色の月」
...「この先にいい酒をのませるバーがあるんですが...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...……この先五年十年この土地にどうして生きてゐられるか...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...「八百屋の主婦(おかみ)さんにこの先また何と云はれるか分りませんから...
正宗白鳥 「水不足」
...「あぶねえのはこの先だ...
吉川英治 「江戸三国志」
...「この先によい寺があります...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索