例文・使い方一覧でみる「このくらい」の意味

...このくらいな事でその権威を失墜しはしない... このくらいな事でその権威を失墜しはしないの読み方
芥川龍之介「西郷隆盛」

...ただこのくらいな間（ま）だったが――山の根に演芸館... ただこのくらいな間だったが――山の根に演芸館の読み方
泉鏡花「怨霊借用」

...前置きはこのくらいに停め... 前置きはこのくらいに停めの読み方
海野十三「地球発狂事件」

...このくらいの長さの唄物に限る」「どうです... このくらいの長さの唄物に限る」「どうですの読み方
谷崎潤一郎「蓼喰う虫」

...このくらい愛していれば沢山じゃないか... このくらい愛していれば沢山じゃないかの読み方
徳田秋声「縮図」

...このくらいのところ――... このくらいのところ――の読み方
永井隆「この子を残して」

...このくらいあったら足りましょうでがんすかなあ」「足りますとも...
中里介山「大菩薩峠」

...このくらい拝ませられりゃあ満腹なんでござんすから... このくらい拝ませられりゃあ満腹なんでござんすからの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...このくらいのことで... このくらいのことでの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...人間もこのくらい簡単にできていたら... 人間もこのくらい簡単にできていたらの読み方
夏目漱石「坑夫」

...年に一度や二度このくらいの事をしても差支（さしつか）えなかろうと考え直すようになった... 年に一度や二度このくらいの事をしても差支えなかろうと考え直すようになったの読み方
夏目漱石「明暗」

...このくらい明瞭な事を分らずにかくまで苦心するかと思うと... このくらい明瞭な事を分らずにかくまで苦心するかと思うとの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...このくらいの事で君子の挙動の変化する訳がない... このくらいの事で君子の挙動の変化する訳がないの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...このくらいのまるい石をひろってきて立ててある... このくらいのまるい石をひろってきて立ててあるの読み方
新美南吉「うた時計」

...……このくらいのことは... ……このくらいのことはの読み方
久生十蘭「墓地展望亭」

...もうこのくらいで御免を蒙りましょう... もうこのくらいで御免を蒙りましょうの読み方
モルナール・フェレンツ　Molnar Ferenc 森鴎外訳「破落戸の昇天」

...ニールスはこのくらいふしぎなものを見たことがありません... ニールスはこのくらいふしぎなものを見たことがありませんの読み方
セルマ・ラーゲルレーヴ　Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳「ニールスのふしぎな旅」

...「このくらいの酒でおれは酔やあしない... 「このくらいの酒でおれは酔やあしないの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

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