...盲人蛇に怖じずという諺(ことわざ)があるが...
海野十三 「地球要塞」
...悪徳が悪徳を発見するという諺(ことわざ)もあるけれど...
太宰治 「新ハムレット」
...古い土佐の諺(ことわざ)に...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...「未年の女は門(かど)に立つな」と云う諺(ことわざ)まであって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼は一口噺(ばなし)や謎々や諺(ことわざ)のたぐいをどっさり知っていて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...これは窮鼠(きゅうそ)猫をかむという東洋の古い諺(ことわざ)そっくりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...人事についても満は損を招くとの諺(ことわざ)はこれがためである...
夏目漱石 「草枕」
...袞竜(こんりょう)の袖に隠れると云う諺(ことわざ)がある...
夏目漱石 「虞美人草」
...何(ど)うにかなつて行くものだと云ふ半諺(はんことわざ)の真理を...
夏目漱石 「それから」
...知らぬが仏(ほとけ)という諺(ことわざ)がまさにこの場合の彼女をよく説明していた...
夏目漱石 「明暗」
...西洋の諺(ことわざ)に「愚民の上に苛(から)き政府あり」とはこのことなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...「論語読みの論語知らず」という諺(ことわざ)もこれらの謂(いい)ならん...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...医者の不養生という諺(ことわざ)は...
三木清 「人生論ノート」
...これこそ諺(ことわざ)にいうところの「籠の中に糞をすればあとでこれを頭にいただかねばならぬ」たぐいである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「びっこの女と寝たことのないものはウェヌスのほんとうのうまさを知らないものだ」ということが諺(ことわざ)になっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また眼の前に入用のない事物や諺(ことわざ)を覚え...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「よくいう諺(ことわざ)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...これと同じ意味の諺(ことわざ)がヨーロッパにも古くからあるとのことであった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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