...――つまり日本の諺(ことわざ)を使えば岡目八目(おかめはちもく)になる訣(わけ)ですね...
芥川龍之介 「不思議な島」
...諺(ことわざ)にも上(うえ)には上(うえ)とやら...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...諺(ことわざ)に「盲者千人に明者一人」とは...
井上円了 「おばけの正体」
...自分のものをもてあまして泣く」ということわざさえできました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...悪徳が悪徳を発見するという諺(ことわざ)もあるけれど...
太宰治 「新ハムレット」
...「未年の女は門(かど)に立つな」と云う諺(ことわざ)まであって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...憎まれ児世に蔓(はびこ)ると云う諺(ことわざ)の裏を云えば...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...これは窮鼠(きゅうそ)猫をかむという東洋の古い諺(ことわざ)そっくりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれども善は急げという諺(ことわざ)もあるから...
夏目漱石 「こころ」
...知らぬが仏(ほとけ)という諺(ことわざ)がまさにこの場合の彼女をよく説明していた...
夏目漱石 「明暗」
...イギリスの諺(ことわざ)に「いかなる英傑も彼(かれ)の側(そば)に侍(はべ)る小姓(こしょう)の眼(め)には偉大と映じない」とある...
新渡戸稲造 「自警録」
...俺にゃその諺(ことわざ)が逆様(さかさま)で...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...諺(ことわざ)にいわく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...君の今言った秋茄子を嫁に食わせるなという俗諺(ことわざ)も味が佳(よ)いからという訳であるまい...
村井弦斎 「食道楽」
...恋の山には孔子も倒れるという諺(ことわざ)をほんとうにして見せようとするふうな熱意のある手紙を書いているのも源氏にはおもしろく思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...愛は屋上の烏(からす)に及ぶという諺(ことわざ)もあるように...
柳田国男 「海上の道」
...――という諺(ことわざ)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...(七ツ違いは鉄(かね)の草鞋(わらじ)でさがせ)という諺(ことわざ)もある位なので...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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