...古来の諺(ことわざ)にも「人間万事塞翁(さいおう)が馬」とあるがごとく...
井上円了 「おばけの正体」
...身から出た錆(さび)という諺(ことわざ)を知らぬか...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...自分のものをもてあまして泣く」ということわざさえできました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...魚の骨10・24(夕)羅甸(ラテン)の諺(ことわざ)に「少年にして智慧あらば...
薄田泣菫 「茶話」
...世俗の諺(ことわざ)なりしが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...実に天下に新しき何物もないという諺(ことわざ)を思い出すと同時に...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...古いペルシアのことわざを...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...親爺(おやじ)」とは昔から余りにも知れわたっている諺(ことわざ)であるが...
中谷宇吉郎 「雪」
...物は極(きわ)まれば通ずとかいう諺(ことわざ)の通り...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...「ペネロピーの仕事」という英語の俚諺(ことわざ)が何遍となく彼の口に上(のぼ)った...
夏目漱石 「道草」
...女はどうしても女同志という諺(ことわざ)を永久に認めたくなる...
夏目漱石 「明暗」
...呼んで御前は女だけれども many a slip 'twixt the cup and the lip と云う西洋の諺(ことわざ)くらいは心得ているだろうと聞くと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...英国人の諺(ことわざ)に“Something of everything”(各事に就いてのある事)というがある...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...ことわざにも言うではないか...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...天気占(うらな)いのことわざを覚えて還(かえ)り...
柳田国男 「海上の道」
...ああいうのを昔のことわざでぼうせき(望蜀(ぼうしょく)?)の欲っていうだ」「銀の野郎もまた」と云って倉なあこはくすっと笑った...
山本周五郎 「青べか物語」
...――朱に交われば赤くなる――なんていう諺(ことわざ)は...
吉川英治 「大岡越前」
...北人はよく馬に騎(の)り南人はよく舟を走らすと世俗の諺(ことわざ)にもありましたが...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索