...それが立派(りっぱ)なお言傳手(ことづて)ぢゃがな...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...かなりにもう遠くなった日本から思いがけなくだれかが跡を追って来てことづてを聞かされるような気がした...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...何か家へ言伝(ことづて)がないかと煩(うるさ)くいうから...
徳田秋声 「縮図」
...わたしのところへ言伝(ことづて)をして下さいな」「う――む」「後生(ごしょう)だから頼みますよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分へ傳言(ことづて)をやつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分へ伝言(ことづて)をやって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの言伝(ことづて)を申し上げたのは...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...今(いま)店先(みせさき)で誰(た)れやらがよろしく言(い)ふたと他(ほか)の女(おんな)が言傳(ことづて)たでは無(な)いか...
樋口一葉 「にごりえ」
...バンド・ホテルの司令部にいるフレッドさんというひとにことづてをたのまれたので...
久生十蘭 「だいこん」
...妻も宜(よろ)しく御言伝(おことづて)申し上げますとあるは...
南方熊楠 「十二支考」
...花の香に誘はれぬべき身なりせば花のたよりを過ぐさましやはこんな歌をおことづてになるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...でもなにか言伝(ことづて)があるなら云ってあげるよ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...当分この根岸にはお帰りがないというお言伝(ことづて)だし...
吉川英治 「江戸三国志」
...ことづてでもして欲しいのか」又太郎は六波羅に滞留中...
吉川英治 「私本太平記」
...おことづてのお使いがございましたが」「なんと」「涼やかなお夜食でも上げて...
吉川英治 「私本太平記」
...正季のことづてを聞いたので...
吉川英治 「私本太平記」
...べんけい縞(じま)の男からいわれた通りの言伝(ことづて)を添えて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...なにかお寺へことづてはありませんか」機螽(はたはた)のとぶように...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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