...帆村の言伝(ことづて)を聞いてからのち...
海野十三 「怪塔王」
...すぐ出てくれるようにとの言伝(ことづて)が...
海野十三 「火薬船」
...旦那は一杯飲んで酔っ払ってたに違(ちげ)えねえや!」あの伝言(ことづて)は彼の心をひどく悩ませたので...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...自分が健康でさえあれば治療に尽力して上げるのにと云う言伝(ことづて)があった...
夏目漱石 「思い出す事など」
...万七の伝言(ことづて)を持って参(めえ)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...酒屋の小僧さんに頼んで伝言(ことづて)をよこしました」お芳の顔はさすがに緊張して蒼くなります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今店先で誰(た)れやらがよろしく言ふたと他(ほか)の女が言伝(ことづて)たでは無いか...
樋口一葉 「にごりえ」
...篠谷で小間使に欲しいといふ事伝(ことづて)がもう大分前にあつたんだが...
牧野信一 「南風譜」
...ジイベル恋人に言伝(ことづて)なんかいらん...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...私へのことづてであつた...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...返書はかかず言伝(ことづて)だけで敵の軍使を帰した...
吉川英治 「三国志」
...ことづてでもして欲しいのか」又太郎は六波羅に滞留中...
吉川英治 「私本太平記」
...おことづてだと」能登は耳をとがらせて...
吉川英治 「私本太平記」
...親方の言伝(ことづて)を頼まれて...
吉川英治 「醤油仏」
...敵(てき)のなかで待っていますと」竹童はもうそういう言伝(ことづて)などを...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お言伝(ことづて)だけ致しまして...
吉川英治 「新書太閤記」
...――ちょっとここの客に言伝(ことづて)て貰いたいのだが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...三五兵衛の言伝(ことづて)をした...
吉川英治 「野槌の百」
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